映画 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 を観ました。
2014年のコメディ映画でジョン・ファヴローが監督・脚本・製作・主演を務めました。原題は『Chef』。
公式HPはこちら。
一言。楽しくて幸せになる映画ですね。そして「キューバサンドイッチ(クーバノ)」のおいしそうなこと。
主人公カールはあるレストランの総料理長を務めていましたが、大物料理評論家から料理を酷評され、怒りを爆発させたところをSNSで拡散されてしまい、料理人としての仕事を失ってしまいました。
失意のカールは故郷のマイアミを訪れたとき、キューバサンドイッチの美味しさに目覚めます。旧友のマーティン、前妻との息子のパーシーの3人でフードトラックでキューバサンドイッチの移動販売を始めることにしました。息子のSNSへの拡散などの効果もあり、カールの作るキューバサンドイッチはたちまち評判になりました。
(Wiki参照)
美味しいものを作る・食べるフードムービーでもあり、息子と父親の関係修復のホームドラマでもあり、車で旅するロードムービー的な要素もあります。
とくに、ロードムービー的なところが楽しくて、車中泊の旅を思い出しました。
ところで、運転中3人の男が股間にコーンスターチを振りかけるのはなぜだろう?と思いました。汗疹予防のために使うベビーパウダー代わりに、料理人だからコーンスターチを使ったとわかれば、可笑しさもわかるのですが(ここ、アメリカでは大爆笑シーンなのかも)。
アメリカには「車中泊」という旅のカテゴリーはない(やっている人はいるでしょうが)とアメリカ人が言っていましたが、キャンピングカーやトレーラーハウスで旅をするのが一般的だそうで、車自体が大きいので、「車中泊」というイメージではないんですね。この映画を観て納得しました。
とにかく、おいしいサンドイッチを作って販売しながら各地を旅するなんて最高です。
映画にずっと流れているモダンなラテン・ミュージックや、ニューオリーンズのブラスが利いたジャズなどもいいですね。旅先で出会う土地と食べ物とマッチしています。
ファヴロー監督は、こう言っています。
「映画は「味わう」ことができないので、映像と音楽で「味」を表現した」
なお、公式HPにキューバサンドイッチのレシピがあります。そのうち作ってみよう。
「コウケンテツ監修 キューバサンドイッチ レシピ」
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