カテゴリー「棚田(千枚田・田んぼ・コメ)」の560件の記事

2024/02/23

「棚田」と「犬」の接点

170210_1(香川県善通寺市にある「犬塚」)

 

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Mg_4926  (犬の尾が稲穂を連想させる?)

 

今までテーマとしてきた「棚田」と「犬」には意外な接点があります。こじつけではありません。

中国南部の少数民族には、「稲を犬が持ってきた」という伝説が多く伝わっています。

例えばチワン族やミャオ族の伝説では、犬が天上の稲モミを尾に付けて運んできました。犬の尾が稲穂を連想させるからだという説もあります。穀物起源の話と犬は意外と関係が深いのです。

チワン族の伝説では、9尾の犬が天上のモミを付けて逃げるのですが、途中8尾は切られてなくなってしまいます。最後に残った1尾に付いていたモミが人間界にもたらされて、稲作をやるようになりました。

日本では、直接犬が稲を運んできたという伝説は少ないようですが、弘法大師が薬草(麦の種子)を盗んできたという話は伝わっています。香川県善通寺市にある「犬塚」も、この伝説の碑です。

その義犬伝説とは、善通寺市のHPによると、こういったものです。

「唐に留学していた弘法大師が天竺の国に行った時のこと。天竺の国王は大切にしていた薬草を持ち出されないように、番犬を使って畑を管理していました。他では手に入らない薬草を何とか手に入れたいと考えた弘法大師は、3粒の種を足の股の肉を裂いてその中に隠して持ち帰ろうとしました。ところが1匹の番犬がひどく吠え、問いつめられた弘法大師は盗んでないといい通し、犬は番人に叩かれて死んでしまいます。かわいそうに思った弘法大師は犬の死骸を持ち帰り、長安で真言の秘法を施して生き返らせます。薬草とともに犬も一緒に帰国し、その後、死んだ犬を祀ったという話です」

この場合も、犬が関係しています。犬は、麦が盗まれないように見張る番犬です。立場は違っていますが、これも穀物起源と犬が関係している話です。

それと、日本では花咲かじいさんと言われますが、中国には犬が田畑を耕す「狗耕田」という民話があります。

ここほれワンワンの花咲か爺さんのルーツ話ともいわれるようですが、犬がここほれワンワンというのを聞いて人間が掘るか、それとも犬自身が掘るかの違いはありますが、(ここから先は俺の勝手な想像ですが)、黄金(宝)を見つけたというのは、「稲(穀物)」なのかもしれません。

 

 

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今日2月23日は 富士山 Mt.Fuji の日

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2024/02/21

長野の棚田

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上から姨捨の棚田、姨捨の棚田、田野口の棚田、大岡中牧の棚田、そして今年棚田サミットが予定されている上田市の稲倉の棚田。

雪の棚田の写真は、タイミングが難しい。雪が多すぎても段差が見えなくなるし、曇った日もまたフラットになって段差がわからなくなります。

そんな中、今回は条件は比較的良かったのではないかと思います。

 

 

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2024/02/20

長野県長野市 芦ノ尻の道祖神

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長野県長野市の芦ノ尻の道祖神です。

神面が取り外された1.5メートルほどの道祖神の石碑に、正月に飾られた注連縄で新しい神面を飾りつけ、来年1月7日までの1年間、地域の無病息災と豊作を祈る守護神とします。

なお、近くには原田沖の棚田があって、そこからも雄大な北アルプスを眺めることができます。

 

 

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2024/02/10

2024年2月10日は旧暦1月1日

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あけまして、おめでとうございます。

今日、2024年(令和6年)2月10日は、旧暦の元日です。

 

旧暦棚田ごよみについて

2年前、岡山県のある神社で夜の神事に参列する機会がありました。その日は11月15日でした。ただしこれは新暦の日付で、昔は旧暦の霜月11月15日に斎行されていた神事なので、満月の夜だったのです。真夜中ならちょうど中天に月が煌々と輝いていたことになります。それを想像するとぞくぞくっとしました。

昔の祭や神事は月の満ち欠けと関係していました。だから昔の人はいまよりも月の満ち欠けに敏感だったことが想像できます。

柳田国男は『年中行事覚書』の中でこう言っています。

「暦が字で書き印刷した本になり、どこの家庭でも見られるようになったのは至って新しいことで、もとはその暦本の数も少なく、こしらえる処が遠くに在って持って来る方法も なく、それに第一読める人が少なかった。そのためにたいていの農村では昔の仕来りのままに、月の形を見ていろいろの祭や行事の日をきめたのであった。年や月というものの境 も、この満月の日だったろうかと私は思うが、その点は確かにそうだとまでは言えない。ただ少なくとも多くのお社の祭が、今でも十五日の後先になっているのは、文字を知らない人々には月の形が、一ばんわかりやすい暦だったからである。」

毎日変化する月の満ち欠けそのものが暦だったのです。月の満ち欠けには規則性があるということに気がつくには、約29.5日という周期は、偶然とはいえ、ちょうどいい長さだったかもしれません。

ただ、月の満ち欠けだけでは、季節がずれていくので、太陽の動きも考慮したのが太陰太陽暦です。

日本では中国由来の太陰太陽暦を日本風に改良して使ってきましたが、明治6年から太陽暦(新暦/グレゴリオ暦)に変更され、それまで使っていた暦は「旧暦」と呼ばれることになりました。今年は改暦から151年目です。

世界標準となった太陽暦によって科学技術が発展し、豊かになったのも事実なので、否定するものではありませんが、旧暦と新暦の併用はできないものでしょうか。中国、台湾、ベトナム、韓国などの国々では旧暦を併用していますが混乱はありません。日本でも「中秋の名月」など、旧暦を意識せざるをえない日はあって、生活に潤いを与えています。

私たちもこの10年旧暦を使ってきて、確実に月を見上げる機会が増えたし、田んぼの稲の様子の移り変わり、周辺の草花、気温の変化などに敏感になったのは確かです。これは旧暦を意識しているからにほかなりません。

新暦に慣れているので、旧暦ごよみは初め使いづらいかもしれませんが、普段は気にも留めないことに意識を向けさせてくれるのも旧暦なのです。旧暦を使うことは懐古趣味というのではなく、むしろ新しいライフスタイルを提案するという意味もあります。

 

 

 

 

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2024/01/20

今日から二十四節気の「大寒(だいかん)」、七十二候「款冬華(ふきのはなさく)」

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今日からは二十四節気の「大寒」、七十二候「款冬華」です。

二十四節気第24番目が「大寒」。寒さが一番厳しい時期です。

今年は関東地方で暖冬だと言っていますが、本当にそうですね。全般的に暖かいです。「大寒」はもはや暦の上だけの話です。でも、もともと「大寒」にあまり暗さを感じないのは、次に「立春」を控えているからではないかなと思います。

寒さも極まれば、あとはだんだん暖かくなるだけ。その春への期待も込められているからに違いありません。

写真は一昨年の12月、九州に雪が降った時撮影したもの。

 

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2023/12/20

長野県上田市 稲倉の棚田

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来年の棚田サミットが開催される長野県上田市の稲倉の棚田です。

「旧暦棚田ごよみ」を作っているので、こういう時期、いわゆる「何もない」時期の写真も必要となってきます。

でも、「何もない」と書きましたが、写真を見てわかる通り、「何もない」わけではない、ということですね。この時期じゃないと見ることができない棚田の風景があります。

 

 

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2023/10/15

宮城県丸森町 沢尻の棚田

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これは宮城県丸森町の沢尻の棚田。

沢尻の棚田は、東北では珍しい石積みの棚田です。

偶然なんだけど、棚田テーマのときは沢尻の棚田、狼像がテーマのときには狼図のレリーフ石碑と、この町には縁があります。

ということは、次のテーマもこの町から生まれるということかなと。この町にはなんかある。

 

 

 

 

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2023/10/01

2024年 旧暦棚田ごよみ

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2024年(令和6年)、「使いづらいけど美しい 旧暦棚田ごよみ」の制作時期になりました。

表紙(新潟県 星峠の棚田)だけ決まりました。発売まではしばらくお待ちください。

 

 

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2023/08/18

今日からは、二十四節気「立秋」、七十二候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」

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今日からは、二十四節気「立秋」、七十二候の「蒙霧升降」。「深い霧が立ち込める」などといった意味です。

関東では連日猛暑です。昔は夏の暑さが大好きでした。さすがに今、大好きとは言い難い。早く涼しくなってほしいというおが正直なところ。

写真は、新潟県十日町市星峠、早朝の棚田です。

 

 

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