カテゴリー「雑記」の92件の記事

2023/06/09

小さな部品

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それにしてもなんですね。こんな小さな部品が1個なくなっただけで、生活に支障が出てしまうとは、人間の体は、タフなんだか脆いのかよくわかりません。

機能的には問題が少なくても、見た目は大きい。今は見かけで判断される世の中です。前歯がないと目立つし、ある意味、接客業でもあるカメラマンとしては、放置することができません。

豚足にかぶりついていて、これはやばいかなぁと思っていたら、案の定、予想通りとなり、前歯の差し歯が取れました。(「差し歯」と書きましたが、正確にはなんと呼ぶんでしょうか)

若いころ、ビルの窓ふきのアルバイト作業中、雨で濡れた床で滑って、顔面(というより前歯)を強打し、2本欠けてしまったうちの1本です。

現場近くに医科大の病院があったので、そこで救急で治療してもらい、後日2本の差し歯を入れてもらうことが出来ました。仕事中だったので、労災がおりて、俺には高価だったこのような歯にすることが出来ました。周りの歯の色と合わせてくれたのです。記憶では、歌手Mと同じと医者は言っていたような。へぇー、Mも差し歯なんだぁ。それを聞いて、「この歯はMと同じなんだよ」と、バイト仲間に自慢したような気もします。

それから40年、実は、もう一本の差し歯も今年の春先に取れて、付けてもらったのでしたが、やっぱり40年も経てば、接着剤の劣化もあったんでしょうね。同じようなタイミングで、2本仲良く取れたということです。

 

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2019/03/17

「ヤドカリのジレンマ」

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引っ越しすることになって、今、何かに憑かれたようにものを捨てています。気持ちいいです。ドーパミン出ているんでしょうか。

この15年間でたまったいろんなものですが、今では使わなくなってしまったフィルムやスライド、外国で買った本、パンフレットの類、日記などです。

最初は、「資料」だからと思って、捨てるのを躊躇していたのですが、この前アップした中国で買った少数民族関連の本と同じで、15年で使わなかったものは、これからの15年で使うとは思えません。

それとフィルム・スライドを保管していたロッカーや、本棚、食器棚、テーブルなども、市の粗大ごみ回収に出しました。

結局、必要なものはごく限られたものなので、たくさん捨てても、生活に支障はありません。むしろすがすがしい。身軽になった感じです。ある意味、これは「終活」の一部でもあるのかもしれないですが。

捨てるものがだんだん無くなってきたのですが、捨てることの快感が忘れられず、要るものまでも捨てそうで怖いです。

行きつくところ、必要なのは、バックパック1個に収まってしまうんだろうなぁと。実際それで半年も旅できたんだから。

これは「ヤドカリのジレンマ」ですね。

ヤドカリもジレンマを抱えながら生きています。大きな家を持つほど、重たくて移動しにくくなる、ということ。快適さを追求すればするほど、不快になっていくというジレンマです。

いろんな便利なものを増やせば快適になるかというと、そうでもありませんね。要はバランスなんでしょうが、人によって最低限必要なものはかわってきます。
 
 
 
 
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2017/04/15

母の葬儀

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母の葬儀と初七日が終わりました。去年の秋以降、ほとんど寝たきり状態になっていましたが、4月7日、亡くなりました。

喪主である俺が写真を撮りながら葬儀をすることは、ある人には不謹慎と映ったかもしれませんが、葬儀記録を残しておくことは、写真家になったことを最後は喜んでくれていた母も認めてくれると思います。

まだ実感がありません。そして9年前に父が亡くなった時と今回の母との死では、微妙に感覚が違います。

何でも受け入れてくれる、なんでも許してくれる、絶対的な愛情を注いでくれる母親という存在がこの世からいなくなったということは、たぶん、これからボディブローのように、徐々に精神的ダメージを与えてくるのかもしれません。

でもその一方で、母親というのは、いつまでも子供を縛る、子供に干渉する存在でもあります。矛盾したものを持っています。だから母親の死によって、本当の意味で、「親離れ」することができるんだろうなと思います。

母は昭和9年生まれなので、終戦を迎えたのは11歳の時です。それからの日本は、右肩上がりに経済成長を続け、戦争もない平和な時代でした。天皇の生前退位で年号も変わろうとしています。まさに、母は、昭和と平成という、良い2時代を生きてきた人間でした。

母は俺が20代のころ「過激派だけには入らないで」と言っていて、実際俺は過激派には入らなかったし、犯罪者にはならなかったし、一応、この点については親不幸はしませんでした。なので、まぁまぁ幸せな人生だったのではないでしょうか。

今俺は、悲しみや寂しさという表立った感情よりも、幸せだったと言える母の人生を丸ごと肯定して、「良かったね」と見送ってあげたい、むしろ静かに海底に沈んでいるような気持ちなのです。でも、これは、俺が実家を出て、母とは離れて暮らしてきたので、母の死をどちらかというと観念的なものとして捕えているからなのでしょう。

いつも母といっしょにいて、だんだん認知症がひどくなり、衰弱していく様子を見ていた妹にとっては、もっと母の死は現実的で、具体的なものだと想像します。妹の悲しみ、寂しさは、俺から見ていても辛いほどでした。
 
 
 
 
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2015/12/19

2016年の干支「猿・申・さる」の年賀状デザイン (マダガスカルのサル追加)

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これはマダガスカル西部、バオバブで有名なムルンダヴァ郊外、キリンディー公園の野生のサル、ベローシファカ。

ジャングルを2時間歩いて(歩かされて)、ようやく出会ったベローシファカは、木に寄りかかって楽しそうでした。

こっちは汗だらだらで撮影に必死なのに、涼しい顔して、人間様(俺と妻、現地ガイドとフランス人旅行者)を観察していました。
 
 
http://www.asia-photo.net/yunnan/dongba/2016/index.html


 
 
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2015/12/13

年賀状候補の2016年干支「猿・申」用の写真 『俺の年じゃ!』

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年賀状をどうしようか考えています。考えているときが一番楽しいですね。

例年だと、トンパ文字を構成したもので、写真は使いませんでしたが、「猿・申」であればアジア各地で遭遇しているので、その写真はあるし、それを使ってみるのもいいかなと。候補のひとつ。

日光いろは坂など、日本の観光地でもサルの被害はありますが、アジアでも事情は同じです。

今まで恐怖を感じたサルは2ヶ所。1ヶ所はネパール・カトマンズのスワヤンブナートの階段で襲うサル。そしてもう1ヶ所は、インドネシア・バリ島南端のウルワツ寺院のサルで、けっこう凶暴です。

写真のサルは生卵を食べていました。観光客から奪ったものなんでしょうが、なぜ「生」だったのか、よくわかりません。

カメラを向けたら食べながら威嚇してきました。


http://www.asia-photo.net/yunnan/dongba/2016/index.html

トンパ文字(東巴文)は中国雲南省北西部、麗江を中心に住むナシ(納西)族に伝わる象形文字です。
 
 
 
 
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2015/12/06

2016年の干支「猿・申・さる」のトンパ文字デザイン

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今年もトンパ文字の季節になりました。

恒例ですが、来年2016年の干支「猿・申・さる」のトンパ文字デザインをアップします。今年は文字だけではなく、写真も使っています。

年賀状印刷できるほどの解像度がありますので、ダウンロードしてお使いください。年末に向けて、あと2,3点デザインを増やす予定です。

上に掲載の写真は、スリランカ・ポロンナルワ遺跡にたむろするサルです。人に危害を加えたりしません。おとなしいサルでした。


http://www.asia-photo.net/yunnan/dongba/2016/index.html

なお、トンパ文字(東巴文)は中国雲南省北西部、麗江を中心に住むナシ(納西)族に伝わる象形文字です。
 
 
 
 
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2014/11/23

2015年の干支「未・羊・ひつじ」のトンパ文字デザイン

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もうこんな季節になったんですね。

恒例ですが、来年2015年の干支「未・羊・ひつじ」のトンパ文字デザインをアップします。年賀状印刷できるほどの解像度がありますので、ダウンロードしてお使いください。

なお、年末に向けて、デザインを増やしていく予定です。

http://www.asia-photo.net/yunnan/dongba/2015/index.html

トンパ文字(東巴文)は中国雲南省北西部、麗江を中心に住むナシ(納西)族に伝わる象形文字です。




『桃源旅人(中国雲南省は桃源郷だったのか?)』が、Kindle(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)から出版されました。

桃源旅人(中国雲南省は桃源郷だったのか?)

内容紹介:

「桃源郷」は中国六朝時代に活躍した詩人・陶淵明作『桃花源記』以来「シャングリ・ラ」などと同じ、俗世間から離れた「理想郷」という意味で使われている言葉です。
『桃源旅人(とうげんりょじん)』は「どうして雲南省にひかれたのか」をテーマにした小説風旅行記です。雲南の山を歩き、山に分け入って体験した世界は「桃源郷」だったのでしょうか。文字数は約106,000字(400字詰め原稿用紙265枚分)あります。一部、雲南までの直行便を就航していたJAS の機内誌「ARCAS」に1年間(12回)連載した『雲の南の少数民族たち』を加筆修正したものもあります。


目次:

「大理の田植」
日本を出てから二週間かけてたどりついた雲南省の大理。田植えをするペー族や、湖畔の村で知り合った家族との出会いは、子供のころを思い出させた。

「山の祭り、挿花節」
雲南中部、大姚県の山中で行われた祭り。当時、大姚県は外国人には未開放(勝手に旅行できなかった)だったので、私は香港人になりすまして祭りを目指した。地元のイ族女性に案内されて祭りを見物したが、その夜意外な事件が起こってしまった。

「ナンヌオ山のハニ族」
雲南省南部にナンヌオ山というアイニ族が住む山がある。村人に無視されながらも、ある結婚式に参加することになった。宴会が続き、酒の酔いもあいまって、俺はいったいどこにいるのだろう?と、頭の中が真っ白になって眩暈を感じた。しかしそれは、心地好い感覚でもあった。

「夕暮れの瀾滄江」
雲南省南部、西双版納タイ族自治州に住むタイ族の生活は、瀾滄江の流れのようにおおらかなものだった。ある日の夕方、瀾滄江で見かけたタイ族女性の姿を見ながら、あることに気がついた。

「神虎の棲む山、玉龍雪山」
雲南省北西部、世界遺産になった麗江の大都会。それとまったく対照的な峡谷の小さな村。そこには「神虎」が棲むと、地元の男に教えられる。険しい峡谷を歩くうち、「神虎」というものを信じざるをえないような不思議な体験をした。

「さいごに(あとがき)」
桃源郷とは?


 
 
 
 
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2014/09/15

素人に応急処置は難しい

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先日、図書館で突然発作を起こした男性がいました。

事務所に声かけて救急車を呼んでもらって、そばにいた他の人たちと横向きににさせて気道を確保しました。数分後救急隊員が来ました。

でも、とっさの判断で、この人がなぜ発作を起こして倒れたか判断するのはむずかしい。かりに心臓発作でそこにAEDがあっても使う判断ができるのかどうか、心配になりました。(図書館にはありませんでした)

今回の男性は、何の発作だったのでしょうか。息もして、心臓も動いていましたが、隊員が運んでいくまで意識はなく、「だいじょうぶですか?」との問いかけにも反応はありませんでした。

最初、長椅子で本を読んでいたらしいのですが、何か声がするのでその方を見たら、男が寝ているようだったので、「寝言か、うるさいな、まったく」と思ったのでしたが、だんだん声が荒くなり、目が飛び出し、ヨダレを流し、上を向いて、長椅子からずり落ちそうになったので、これは異常だと思って、」「だいじょうぶ?」と声をかけましたが、すでにその時反応はありませんでした。

心筋梗塞、脳溢血、テンカン、アレルギーの発作など、その区別は素人には難しいとわかりました。しかも短時間にです。

たぶん、種類によって、最善の応急処置があるはずですが、どうすればよかったのでしょうか。今回は運よく、救急車は速く来ましたが、そうじゃない場合、たぶんそばにいた人間の判断が大きいような気がします。

こういう緊急のときに何かできるような講習会に参加しておこうかななどとも考えました。 CMにもありましたね。この患者が自分だったらと考えれば真剣になります。

「人助けしたい」などというカッコいい理由ではなく、俺も何かあったら助けてほしい、お互い様だと思っているからです。
 
 
 
 
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2014/08/16

『福井昭夫 絵画展』 2014年8月21日~ 自由が丘「るなん」で

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展覧会の案内です。

自由が丘駅近くのCOFFEE&GALLERY「るなん」で、今年も福井昭夫絵画展があります。お近くの方は、お立ち寄りください。

『福井昭夫 絵画展』2014

期間: 2014年8月21日(木)~9月2日(火)【8月27日休み】
     12:00~20:00 【8/30(土)17:00 最終日19:00】

場所: COFFEE & GALLERY るなん
     〒152-0035 目黒区自由ヶ丘1-9-6
     Phone: 03-3724-1785

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2014/07/05

『福井昭夫作品展』 7月7日から

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福井昭夫の個展は、7月7日からです。今日、飾り付けを手伝いました。

大阪近辺の人はどうぞお立ち寄りください。掲載の絵は、「中国雲南省 八宝の風景」です。
 
 
 
『福井昭夫作品展』

2014年7月7日(月)~12日(土) 11:00AM~7:00PM (最終日5:00PMまで)

マサゴ画廊
〒530-0047 大阪市北区西天満2-2-4 (裁判所西側の筋小山医院角入る)
06-6361-2255
 
 
 
マサゴ画廊の地図

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