しゃこちゃんサブレ
青森土産でもらった「しゃこちゃんサブレ」。
亀ヶ岡石器時代遺跡から出土した遮光器土偶の愛称「しゃこちゃん」を題材にしたサブレだそうです。上下がよくわからなかったのですが、たぶん、これが正解。
2018年、地元の木造高等学校の生徒たちのアイデアと市内の老舗菓子舗の協力で生まれた「しゃこちゃんサブレ」は郷土のお土産として好評を得ているそうです。
参考までに、写真の遮光器土偶は、以前国立博物館で展示されていた土偶です。
おっぱいがあって、お尻が大きく誇張されているのは、山の神=豊穣の神に通じるものです。
大護八郎著『山の神の像と祭り』によれば、山の獣や鳥を狩り、山草や木の実などの自然物に頼り、山から流れ来る水が生活に欠かせないものだった石器時代から、自然、山に対する感謝が生まれ、それは信仰になった。山の神に対する信仰は、山自体をご神体に感じていたという。
「人類の信仰の発達史からいえば、山の神こそその原初のもの」と大護氏は言う。
そして、山の獣の王者であった狼が山の神を守る神使になったというのも、自然な成り行きだったのかもしれません。
また山の神は豊穣の神、お産の神でもありました。狼や犬の多産・安産のイメージとも相まって、山の神と狼との親和性が生まれたとの指摘もあります。山の神を守っている狼像を見ることもあります。だから、山の神の祠や山の神神社があると、もしかしたら狼像があるのでは?と思って参拝しています。
堀田吉雄著『山の神信仰の研究』によれば、縄文時代の土偶も山の神像のルーツとの説もあるようです。


















































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