カテゴリー「食について」の140件の記事

2023/07/10

7月10日は、「納豆の日」

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今日は「納豆の日」だとか。

ヴィーノと日本一周してたとき、時々地元の納豆をスーパーで買って食べていましたが、東日本から西へ行くほど、納豆に付いてくるタレが甘くなるのを感じてました。

それと、「納豆の日」で、もうひとつ思い出したのは、中国でも珍しい、納豆かけご飯を、雲南省の少数民族のお宅で出されたときは驚きました。

緑色に見えるのはネギではなくて、トウガラシです。醤油で味付けしてあるので、ほぼ日本の味に近かった。

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2021/01/11

2021年の干支は「牛・丑」マダガスカルのゼブ牛

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マダガスカルの中央高地、アンバラヴァウ郊外では、水曜、木曜の午前中を中心にゼブ牛を売買する市「ゼブ・マーケット」が開かれます。マダガスカル第二の規模だそうです。

島の西海岸にはバオバブ並木があります。周辺では稲作も行われていますが、農耕や運搬に牛が使われています。

イサル国立公園の入り口の水田では、牛をたくさん使って田んぼの泥の中を歩かせて耕す「踏耕」も見ました。(下から2番目の写真)

ところで、アジアを旅していて、牛に襲われたという話を聞いたことはありません。メコンの水牛だろうが、チベットのヤクだろうが、闘牛を別として、というものは、おとなしい動物だというイメージが焼きついています。

ところが、この感覚で、マダガスカルのゼブ牛に接するのは時に危険です。俺たちが、ある農家に立ち寄ったとき、ちょうど牛車から牛をはずしているところでしたが、「危険だから近づくな」と注意されたことがあります。

実際、ゼブ牛は、気性が荒く、暴れていました。「かわいい~」などと言って近づいたら大ケガをしそうです。もし、マダガスカルへ行かれる方は、注意してください。

ネパールへ行ったときは、「バフ・テキ」を食べました。「バッファロー(水牛)・ステーキ」のことですね。マダガスカルでも、ゼブ牛の肉料理はもちろんあります。「ゼブ・テキ」とは言わなかったようですが、アゴを丈夫にできるくらいの、程よい硬さのステーキを食べることができます。

アンチラベ郊外で食べた、ゼブ牛のタンの煮込み料理はうまかったですよ。

 

 

 

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2020/08/15

お食い初め儀式の関東・関西の差

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(お食い初め料理 関東地方)

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(お食い初め料理 関西地方)

287a7839(埼玉県越谷市・香取神社 安産の石)

287a7870(埼玉県越谷市・香取神社 歯固め石納所)

 

Img_8642(東京都北区・七社神社の歯固め石納所)

 

赤ちゃんが生まれて、一般的に男の子は生後31日目、女の子は生後32日目に行うのが、お宮参り(初宮参り)です。氏神様に無事に生まれたことを報告し、健やかに成長していけるように祈願する儀式です。

一方、赤ちゃんが生まれて100日前後に行われるのが、お食い初めの儀式です。赤ちゃんの体調もあるし、31日(32日)も、100日も、地方によってさまざまで厳格ではなく、しかも最近はコロナ禍で、お宮参りとお食い初めをいっしょにやる家族もたくさんいます。

お食い初めの儀式で面白いなと思ったのは、「歯固め石」が、全国同じではないということを知ったことです。

お食い初めは、鯛や煮物や赤飯を箸で食べさせる真似をして、一生食べ物に困らないようにと願う儀式です。そして最後に「歯が丈夫になるように」との願いを込めて、箸でちょんちょんと石をつついて、赤ちゃんの口元へ持っていきます。

歯固め石は、お宮参りをした神社でもらうこともありますが、自分で境内から拾って使う人もいます。使い終わったら神社に納めます。(写真は越香取神社と七社神社の歯固め石納所)

町田宗鳳著『山の霊力』には、「山の神の依り代であると同時に、赤子の頭が石のように固くなってほしいという祈りが込められていた。里人にとって山の神は、出産から育児まで母子を見守ってくれる心強い味方だったわけである。」

とあります。ここにも先日ブログでも書いた「山の神」が出てくるわけですね。

歯固め石を使うのは、てっきり全国的な話なのかなと思っていたら、2か月前、関西ふうでは、歯固め石の代わりに、茹でタコを使うことを知ってびっくりしました。

食文化などでも、関東、関西が違ったりするので、お食い初め儀式でも東西差があっても不思議ではないのですが。

石の代わりにタコを使うのは、「タコはなかなか噛み切れないので歯が丈夫になる」という理由もあるそうです。あとは「多幸」のごろ合わせからという説もあるようです。

ただ、このタコを使うのがどのくらいの範囲なのか、関西全体なのか一部なのかはわかりません。

そして石の代わりになるものとして、タコ以外にも、アワビ、クリ、紅白モチを使う地域もあるそうです。そうなってくると、必ずしも「石」を使わないということになり、石が山の神の依り代という説はどうかなと疑問です。

むしろ、堅いモチがオリジナルではないかともいわれています。正月初めに、歯を丈夫にするために堅いものを食べて長寿を願う風習があったようです。これは正月に雑煮を食べることにつながっています。同時にお食い初めの儀式の歯固め石にもなったと考えられるのかもしれません。

 

 

 

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2020/07/09

『中国辺境民族の旅 第二弾 : 内蒙古自治区・青海・貴州・海南・雲南編』 Kindle版

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2020年6月にkindle版として出版した『中国辺境民族の旅』の第二弾です。

今回は、内蒙古自治区・青海・貴州・海南・雲南の旅です。雲南、貴州については前回も載せていますが、今回の内容は違うものです。

中国が対外開放政策を打ち出し、外国人観光客にも大きく門戸を開いたのは1980年代のことでした。1984年に初めて中国の西域を旅し(それについては前回詳しく書いています)、前年が北だったから、今年は南にしようと単純に思いつき、85年には、中国雲南省、貴州省を旅しました。その後は中国各地、辺境に暮らす少数民族の生活文化に興味を持つようになり、ますます辺境地帯への旅を重ねていったのです。

中国の経済発展はその後目覚ましく、ここで描いているような民族文化はすでに見られなくなっているかもしれません。なので、これはひとりの日本人写真家の旅行記であると同時に、80年代から90年代にかけての中国少数民族文化や国境地帯の記録としても読んでいただけたら嬉しく思います。

文章は書き下ろしのものと、書籍や雑誌で発表したものを加筆修正したものがあります。文章の長さはまちまちですが、ご了承ください。文章は約9万文字、写真は46点掲載しています。

https://www.amazon.co.jp/dp/B08CK73P2B

 

目次

草原のモンゴル大運動会「ナダム」[内蒙古自治区・青海省]

タール寺の大法会[青海省]

ミャオ族の芦笙会[貴州省]

海南宝島の夢[海南省]

コロッケからインターネットへ[雲南省]

雲の南の少数民族たち(アルカスJAS機内誌連載からペー族、チノー族)[雲南省]

ベトナムとの国境の河口と瑶山[雲南省]

三江平流と香格里拉(シャングリラ)[雲南省]

玉龍雪山と麗江[雲南省]

八十年代のバス旅[雲南・海南・甘粛・四川省]

映画『雲南の少女 ルオマの初恋』[雲南省]

映画『山の郵便配達』[湖南省]

 

 

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2020/05/31

今日から二十四節気「小満」、七十二候「麦秋至(むぎのときいたる)」

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今日から、二十四節気「小満」、末候「麦秋至」です。

七十二候「麦秋至」は、麦の収穫を迎えるころです。上に掲載の写真は日本一周したときの北海道富良野の麦畑です。稲もそうですが、黄色は収穫時期の色です。

ところで今月、小麦粉も手に入りにくくなっていたようですね。妻も小袋しか買えなかったようです。外出自粛で、家でお菓子などを手作りする人が増えたから、というのですが本当でしょうか。

 メーカーでは、小麦粉の生産体制に問題はなく、通常通り生産しているそうなので、一時的な品薄だったのでしょう。緊急事態宣言も解除されたし、小麦粉も戻るかな。そしたらまたカレー用のナンを作ろうと思います。

 

 

 

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2020/05/28

大宮のタイ料理「マリタイ」

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(食い終わりの写真をアップするのも珍しいかな)

 

このコロナ禍が収束するまで、しばらくはマイクロツーリズム(近距離旅行)が主になるだろうという星野リゾート代表、星野佳路氏の言葉。だろうなと俺も思います。マイクロツーリズムとは、自宅から車で1時間程度のところまでの旅をいうらしい。

でもこれは地元の再発見にもつながっていいことかもしれません。

ここ1年やってきた関東地方の狼信仰を訪ねる旅も、方向性としてはマイクロツーリズムと合致しています。ただ、車で1時間とすると「関東地方」でも広すぎるかもしれませんが。

とりあえずその範囲の中でも、まだ参拝していない三峯・御嶽神社はたくさんあります。そこからやるしかないかなと思っています。

そしてもうひとつの「マイクロツーリズム」。

海外旅行には当分行けないし、行く気分でもありませんが、その代用として考えられるのは、各国料理を出すレストラン・食堂巡りをすることです。今までもこういった食べ歩きはやってきたわけですが、コロナ以降は、違った意味を持ってきます。これも「マイクロツーリズム」で「外国旅行」です。

さっそく家族で、大宮のタイ料理店へ行きました。妻がネットで探した店です。

東口から徒歩5分にあるマリタイという店。故国王の肖像画も飾ってあったので、これは日本人の舌に媚びた「おいしい」タイ料理ではなく、タイ人も認めるタイ料理だなと期待したのです。じゃっかん日本人を意識した部分も感じられましたが、まぁ悪くない味と雰囲気。このタイ料理は当たりです。

タイふうサラミの「ネーム」。空心菜炒め「パップンファイデーン」。海老の湯葉巻き揚げ。チャーハン「カオパッ」。レモングラス風味鶏のから揚げ「ガイタカイ」。ライスヌードルの「クイッティオ」。春雨サラダ「ヤムウンセン」。デザートにはタロイモのカスタードプリン「カノムモーケン」。

ご主人一人で切り盛りしていましたが、このご時世なので、従業員を雇えなくなったとかそんな事情もあるのかもしれません。注文してから料理が出てくるまで時間がかかったことはしかたないことだし、俺たちも久しぶりの外食でビールを飲み(3カ月ぶりくらい)、待ち時間も楽しいくらいでした。

 

 

 

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2019/12/16

【犬狼物語 其の四百十三】埼玉県越谷市 越谷・香取神社の犬張り子と子安信仰

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287a7839(安産の石)

287a7843(安産の石)

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北越谷駅から徒歩数分、越谷・香取神社が鎮座します。

香取神社では14柱の神様が祀られているそうですが、中でも木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祀られていることから、縁結び・安産・子授け・子宝の神社として有名だそうです。絵馬にも犬張り子が使われています。

境内にはこの子安信仰にまつわるものがいくつかありますが、犬張り子に囲まれた「安産の石(子宝石)」は、ご利益を求めて大勢の参拝者が撫でていくそうです。

特徴的な丸い石です。川で流れる間に削られて丸くなったものでしょうか。丸い石は、偏りのない、無垢な赤ちゃんを連想させます。

また安産の石の裏にまわってみると、そこには碁石のような白黒の石がたくさんあります。

これはお食い初め儀式の「歯固めの石」として使うもので、ちゃんと洗って使うようにとの注意書きがあります。

お食い初め儀式では、初宮参りを終わった赤ちゃんに、一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて、尾頭付きの鯛・ごはん(赤飯)・汁物・煮物などを 箸でつまんで食べさせる真似をするものですが(基本は3回繰り返す)、そのとき、この「歯固めの石」も使います。石にちょんちょんと箸をつけて、赤ちゃんの口元に持っていきます。(実際に石を赤ちゃんの口元に持っていこうとする親御さんもいますが、これは危ないのでダメです)

香取神社では「歯固めの石」は神社に返すと、本殿玉垣の敷石として奉納されるということです。

 お食い初め儀式は、地方によって、また、レストラン・料亭で様々なやり方がありますが、レストランや料亭で頼む場合、石もセットでついてくるところが多いようです。

 ただ自宅でやる場合や、石がついていないところでは、親御さんたちが自分で石を拾わなくてはなりません。なるべく本殿(神様)近くから拾った方がいいとかあるようで、それも地方で様々なようです。

 

 

 

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2019/06/27

マレーシア・ペナンの旅(09) ペナンの料理

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マレーシア・ペナンの旅の最後は、やっぱり食べ物で締めくくりたいと思います。いつもなら(撮影目的なら)、「コメ食品」「コメ料理」にこだわるのですが、今回は食事もノープランでした。

いろんな料理を食べるのが楽しみのひとつでした。いや、大部分だったかもしれません。

とくに、懐かしさを感じる食事としては、中国系の飲茶、インド系・マレー系のカレー。このふたつは、「旅」を実感させてくれるものです。

ネットで探した飲茶で評判の店「大東酒楼」に行って、プアル茶を飲みながら、中華街のまわりの雑踏やお客さんの様子を眺めているのは心地よいものでした。今回、飲茶には3回行きました。 

店は「入口」というのはありません。角の建物の1階にあって、オープンスペースです。どこからでも入れます。

席に着くと、お茶の種類を聞かれます。お茶を注文してから、おばちゃんが押してくるワゴンに山盛りに載せられた点心から、これとこれもと注文します。ワゴンから選ぶというのがいいですね。お茶は、セルフでお湯を注ぎ足して何杯でも飲めます。

 普通の点心は一皿3~5リンギットなので、4、5皿取って、プアル茶を頼むと、25リンギット(約650円)くらいです。

 残念ながら、こういう店は日本にはありません。西川口あたりにはあるかもしれませんが、俺はまだ知りません。

またペナンでは屋台が充実しています。フードコートのような場所もたくさんあります。ガーニーの屋台村や、レッドガーデンの屋台はよかったです。とくにレッドガーデンは、観光客も多いので、世界各国の料理が楽しめます。日本料理もあります。さすがに、わざわざペナンに来て日本料理を食べる気にはなりませんでしたが。 

 あとはカレーですね。「朝カレー」もあります。それとチャイ(ミルクティー)がおいしい。

 

 

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2019/06/19

マレーシア・ペナンの旅(03)対岸のバタワース

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泊まっているホテルは、インド人街も近く、朝食にカレーを食べました。これにチャイが付いて5.6リンギット。

朝カレーは、クセになりそうです。

フェリーで対岸のバタワースへ。なんてことない普通の街ですが、半日ぶらつき、ペナン島に戻りました。

 

 

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2019/06/18

マレーシア・ペナンの旅(02)ジョージタウン

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昨日、機内アナウンスで、「間もなく当機はクアラルンプール国際空港に到着いたします。マレーシアは、人身売買と麻薬は禁止されております。入国に際し、麻薬の持ち込みは極刑にしょせられます」と。

観光案内ではなく、いきなりこういったアナウンスからはじまるのも、マレーシアらしくていいですね。新鮮です。

ジョージタウンではいろんな民族文化が見られます。中国系、マレー系、インド系、欧米系と、その融合なのか、テリトリーを侵さない了解、妥協なのかはわかりませんが、旅人にとっては、とても魅力的に映ります。

着いて、すぐ食べたのは飲茶で、チャイナタウンをうろつきました。中国語が通じるし、昨日一日で、だんだん外国旅の感覚が戻ってきたように感じます。

 

 

 

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