『全国の犬像をめぐる―忠犬物語45話』 この本を持って、犬の聖地を旅してみませんか
『全国の犬像をめぐる――忠犬物語45話』
青柳 健二 著
A5判 184ページ 並製
定価:1800円+税
ISBN978-4-7872-2071-4 C0026
奥付の初版発行年月:2017年04月/書店発売日:2017年04月24日
第2刷発行年月:2018年01月
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------------------ 『全国の犬像をめぐる』の紹介情報です -----------------
● 2018年1月18日発売の「週刊新潮」の掲示板で、本と写真展の情報が掲載されました。
● 2018年1月10日 ニッポン放送「あけの語りびと」で本や写真展などが紹介されました。
● 2018年1月5日 NHKラジオ夕方トピックでスタジオから生出演しました。
● 2018年1月5日 TOKYOFM/JFN「クロノス」に電話で生出演しました。
● 2018年1月4日 毎日小学生新聞で紹介されました。
● 2018年1月3日 日経新聞 文化欄に犬像写真と文章が掲載されました。
● 2017年12月26日発売の「週刊朝日 2018年1月5-12日合併号」グラビアで「犬像をめぐる冒険」として写真掲載されました。
● 2017年12月25日の朝日新聞夕刊1面にヴィーノといっしょの写真と書籍に関してのインタビューと犬像写真が掲載されました
● 2017年12月23日 日本経済新聞土曜日版 日経プラス1「何でもランキング」で「犬像ランキング」が掲載されました。
● 大倉眞一郎さんと杏さんがナビゲーターをつとめるJ-WAVEの書評・トーク番組「BOOK BAR(ブック・バー)」で紹介されました。
● JTBの雑誌「ノジュール」のブックレビュー「今月の本」で紹介されました。
● 「キヤノンフォトサークル」8月号で紹介されました。
● 2017年6月19日~6月23日 山形・福島などの地方局で、夕方6時代のローカルニュースの中で紹介されました。● 2017年6月14日(水)、NHKの「ひるまえほっと」の「中江有里ブックレビュー」というコーナーでこの本が取り上げられました。
------------------------ 『全国の犬像をめぐる』について ----------------------
2009年から約1年間かけて、私は妻と愛犬(雄のビーグル犬「ヴィーノ」といっしょに日本一周の旅をしました。車に家財道具を積み込み寝泊まりしながら、北は北海道から南は沖縄まで、すべての都道府県をまわりました。
犬連れということもあり、旅先では犬に関係するものが目につきました。それで、全国には犬の像・墓・塚・碑などが数多くあることがわかり、それぞれには伝説や物語が伝わっていることも知りました。わざわざそういった犬の像を建てるくらいだから、その犬たちは忠犬(昔は「義犬」と呼んだ)であり、またそれ以上に愛犬だったということでしょう。
有名な「忠犬ハチ公」を初めとして、雪崩から主人を救った新潟の「忠犬タマ公」、伊勢神宮や金毘羅さんを飼い主の代わりにお参りした「おかげ犬」や「こんぴら狗」、怪物から村人を救った「しっぺい太郎」や「霊犬早太郎」、『南総里見八犬伝』の「八房」など、史実の犬、伝説の犬、フィクションの犬と様々です。
オーストラリア先住民アボリジニーには、「犬のおかげで人間になれる」という言葉があります。奥が深い言葉だなぁと思いますが、犬がいなかったら今の人間はなかったし、犬もまた人間と暮らさなかったら、今の犬ではなかったかもしれません。
犬と人間は互いが互いを必要とし協力しながら暮らす仲間です。そして違う種でありながら家族という集団を築ける、これは奇跡といってもいいのではないでしょうか。
忠犬の物語を探しているうちに、日本人の犬や動物、自然との関わりかた、感じかたが見えるような気がしてきました。日本独自の供養の文化も感じます。犬像は、私たち自身を見る鏡になっているようです。
古くは江戸時代のものから2015年のものまで、お勧めの日本全国の犬像を約60基集めてみました。造形としてのすばらしさもあります。バリエーションが豊富で奥深い犬像と忠犬物語の世界を覗いてみてください。
(まえがきより)
目次
はじめに
第1話 北海道小樽市 消防犬ぶん公
第2話 北海道南富良野町 幾寅峠ハチ公之碑
第3話 秋田県大館市 老犬神社の忠犬シロ
第4話 秋田県大館市 秋田犬の里
第5話 山形県鶴岡市 大山犬祭り
第6話 山形県高畠町 犬の宮・猫の宮
第7話 福島県会津若松市 酒井隊士と愛犬クマの像
第8話 福島県須賀川市 市原家の代参犬シロの犬塚
第9話 群馬県太田市 救命犬之像
第10話 群馬県長野原町 犬塚の跡碑
第11話 茨城県北茨城市 忠犬ジョン之碑
第12話 千葉県銚子市 犬吠埼と犬岩
第13話 千葉県君津市 久留里城址の和犬像
第14話 千葉県南房総市 『南総里見八犬伝』の里
第15話 埼玉県秩父市 三峯神社のお犬さまの像
第16話 東京都千代田区 ビルの番犬の甲斐犬像
第17話 東京都千代田区 靖国神社の軍犬慰霊像
第18話 東京都台東区 落語『元犬』像
第19話 東京都中野区 お囲い御用屋敷跡
第20話 東京都台東区 西郷隆盛と愛犬の像
第21話 東京都墨田区 は組新吉の唐犬八之塚
第22話 東京都中央区 名犬チロリ記念碑
第23話 東京都&大阪府 樺太犬の像
第24話 東京都&三重県 忠犬ハチ公と上野英三郎博士像
第25話 東京都港区 乙女と盲導犬の像
第26話 長野県駒ヶ根市 光前寺の霊犬早太郎
第27話 新潟県新潟市&五泉市 忠犬タマ公像
第28話 静岡県三島市 圓明寺の孝行犬
第29話 静岡県磐田市 しっぺい太郎の像
第30話 愛知県名古屋市&岐阜県郡上市 盲導犬サーブ像
第31話 三重県伊勢市 おかげ犬の像
第32話 京都府与謝野町 麻呂子親王の白犬
第33話 奈良県王寺町 聖徳太子の雪丸塚
第34話 和歌山県九度山町 高野山の案内犬ゴンの碑
第35話 兵庫県尼崎市&東京都板橋区 警察犬アルフ号の像と墓
第36話 岡山県岡山市 桃太郎の像
第37話 香川県琴平町 こんぴら狗の像
第38話 香川県善通寺市 犬塚ところころの像
第39話 徳島県阿波市 犬墓大師堂の義犬塚
第40話 徳島県徳島市 モラエスと犬の像
第41話 愛媛県松山市 目の見えない犬ダンの像
第42話 福岡県筑後市 羽犬の像
第43話 大分県九重町 ガイド犬・平治の像
第44話 長崎県大村市 義犬華丸像
第45話 鹿児島県薩摩川内市 西郷どんのツンの像
引用・参考文献一覧
おわりに
ほかにもある主な犬像やお犬さま(オオカミ)像のリスト
------------------------ 青柳健二イベント情報です ----------------------
2018年 さいたま市浦和のギャラリーで、戌年イベントを行います。
来年2018年は戌年ですが、正月開け1月4日から30日まで戌年イベントをやります。犬像の写真展とスライドトークショです。
会場には、実際の犬像も置く予定です。ひとつは、ビクターのマスコットでもある「ニッパー」の像です。「骨董」と呼んでいいのか、かなり昔のニッパー像です。ギャラリーの方が骨董市で購入したものです。高さは80cmほどあるでしょうか。いっしょに記念撮影することもできます。インスタ映えしますよ(ホントか?)
■ 青柳健二写真展「全国の犬像をめぐる」
会期: 2018年1月4日(木)~30日(火) ※ 10日(水)、11日(木)、17日(水)、24日(水)休み
午前10時~午後7時 ※ 最終日午後5時まで
■ スライド&トークショー「全国の犬像をめぐったお話」
日時: 2018年1月12日(金) 午後7時開演 1500円(要予約)
企画・会場: ギャラリー楽風
〒330-0064さいたま市浦和区岸町4-25-12
048-825-3910
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こちら「忠犬物語」 全国の犬像をめぐる(facebook)に、書籍で使用した写真と未使用の写真が掲載されてます。
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チラシを作りました。
本で使用した写真を正方形にトリミングして合わせてみました。日本全国にはこんなにたくさんの犬像があるのか?という驚きが、この本を作った動機でもあるので、それを表現したデザインにしてみました。
もし書店など、どちらかで掲示していただけるところがあれば、印刷できる解像度のデータを用意しましたので、こちらからダウンロードしてプリントしてください。A2くらいの大きさのプリントには十分に対応できます。(約13MBあります)
なお、青弓社やアマゾンのQRコードを消してほしい場合は、連絡ください。修正してお送りします。
http://asia-photo.net/inuzouA2.jpg
また、A4チラシの場合、大量に必要な場合は現物をお送りできますので、ご連絡ください。
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