見たことのある道。
分岐点があって、どっちだったろう?と迷ったが、手前の下り坂、左の道を行くことに。
坂を下りていくと、道は左にカーブしていたが、俺は直進してしまった。
道は水びたしで、縁石に乗り上げた。
ガツンと衝撃が来ると思ったら、何の衝撃もなく車はそのまま走り続けた。
海岸近くに来た。
俺はヴィーノを抱いて砂浜に出ようとしたが、いつもは入れる砂浜への道が、建物(海の家や土産物)で塞がれていた。
壁に穴が開いていたが、通れるような穴ではなかった。
男がひとりいて、同じように通れなくなったことに困っているようだった。
ある店(家)に入った。そこに赤ちゃんがいて近づいてきた。
ヴィーノが噛むんじゃないかと不安だったが、じゃれているだけで大丈夫のようだった。
母親もそんなに気にしていなさそうだった。
そのうち母親と赤ちゃんの姿は奥に行ってしまい、俺は何か書き物を始めた。
そこへ猫が来た。
可愛らしい薄茶のトラ猫だったが、そういえばヴィーノがいたなと、右手を確認すると、寝そべっていたが、猫に急に襲いかかり噛みついた。
俺は慌ててヴィーノを引っぱった。
そしたら、猫の手首が転がっていた。
血は着いていない。
ヴィーノが手首を噛みちぎってしまったらしい。
どうしよう。
奥さんに謝らなければ。
いや、このままとんずらしてしまおうか。
でも、すぐ俺だとばれてしまうだろう。
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