ヴィーノのMRI検査結果
所沢市にある病院のMRI検査は11時からでした。
予約していたのに、待っている患者たちはたくさんいて、30分くらい待たされました。
MRIや血液検査、脳髄液検査など、一応、発作関連で行われる検査の明細を示されました。見積もりで約14万円です。正直痛い出費です。
全身麻酔をかけるので、そのリスクについての説明もありました。可能性は極めて低いが、そのまま死んでしまうこともあるという話です。人間にもある話です。インフォームド・コンセントというやつですね。
終わったら連絡するというので、俺と妻は車で20分、自宅に帰りました。
午後3時半ころ、電話がありました。検査は終わったので1時間後に迎えに来てほしいということでした。
4時半ころ行くと、診察室で撮ったMRI画像を見せてくれました。輪切りになった脳の画像がモニターに映し出されました。
「脳がちっちゃぃ!」というのが第一印象。ヴィーノの脳は、これだけ? これだけなのに、中で何か悪いことが起こっている。信じられません。
別段異常は見つかりませんでした。左右非対称のところもあって、それは人間の場合問題になるそうですが、動物では大丈夫らしく、目立った原因は発見できませんでした。
だから、発作に関しては、突発性発作ということらしい。癲癇気質、というのでもない。要するに発作の原因が分からない、という結論です。
データはいつもの動物病院の先生のところに送ってくれるそうで、先生と、今後の治療を相談してくださいという。
看護士さんがヴィーノを連れてきました。麻酔でぐったりしている姿を想像していましたが、ヴィーノに関しては、まったく違っていました。すでに覚醒しているように見えます。
完全に覚醒するまで2、3時間かかるそうで、食事や水はそのあとで与えてください。麻酔をかけたので、あとで吐き気が出るかもしれませんと看護士さんは言いました。
右腕に青いテープを巻いてありましたが、家に帰ったらはがすと、毛が剃られていて、そこから血液か何かを採取した跡らしい。
とりあえず、深刻な脳の病気ではないことが分かって一安心しました。妻とビールで、ささやかにお祝いしました。あとは認知症です。これは別です。慣れていくしかないかなぁと二人で話しました。
完全に元に戻ることはもうないでしょう。病気を取り去るというよりも、この病気と共存していくしかないのかもしれません。
とにかく、すべては先生に治療方針を聞いてみてからです。
その夜、2回ほど吐き気が出ました。1回は吐きましたが、食べていないので、泡だけです。
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